E-TOMO 繁昌Navi No.44
E-TOMO繁昌Navi No.44
こんにちは! E-TOMO です。
2022年も残すところ、あと10日となりました。
約1カ月に渡って開催された「サッカーワールドカップ カタール大会2022」も、12月18日に決勝が行われ、見事アルゼンチンが36年ぶり3回目の優勝! 歴史に残る激戦に敗れた前回の覇者フランスをはじめ、出場各国が繰り広げる熱き戦いに、この1カ月寝不足続きだった人も多かったのではないでしょうか?
日本は前回大会に続き、決勝トーナメントへ進み、PK戦の末、惜しくもベスト8には進めませんでしたが、日本にたくさんの勇気と感動を与えてくれましたね♪
森保一監督の『新しい景色は見られなかったが、選手が新しい時代を見せてくれた』という帰国会見での言葉は、まもなく新しい年を迎えるにあたり、来年は「新たな景色を見てみたい」「新たな景色を見るためにがんばってみよう!」そんなエネルギーを私たちにも与えてくれたような気がします。
毎年12月に発表される、その年の世相を漢字一字で表す「今年の漢字」。2022年の漢字に選ばれたのは『戦』。
まずは、2月に勃発し、今なお収束の見えないロシアによるウクライナへの軍事侵攻で、「戦」の恐ろしさが身近に感じられ、私たちの生活にも大きく影響を及ぼした1年でした。
さらには、未だ続く新型コロナウイルスとの「戦」、円安や物価高などで強いられる生活の中での「戦」も。
もちろん悪い「戦」ばかりでなく、今年は4年に一度の北京冬季オリンピックや、サッカーワールドカップが開催。選手たちの熱き「戦」では、多くの新記録と感動が生まれ、同じ戦でも、努力して懸命に挑む「戦」は、夢と希望にあふれた新しい景色を見せてくれることを、あらためて教えてくれました。
2023年は一日も早い世界平和と、新たな時代の幕開けに期待し、2022年最後のE-TOMO繁昌Naviをお届けします。
「2023年お正月特集」です♪
干支ラベル以外も参考になる “お正月特集” のバックナンバーはこちら:
2020年:お正月の由来、金箔のお酒、高級ワイン
2021年:お正月に飲みたい日本酒・ビール・カクテル
2022年:おめでたいお酒、お正月に飲みたいビール
卯年はどんな年?
2023年の干支は「卯」。卯年とは、どんな年なのでしょう?
中国伝来の十二支は、もともと植物が循環する様子を表しており、卯は十二支の4番目。
子年: 新しい命が種の中で芽生え始める「新しい物事や運気のサイクルの始まり」
丑年: 種の中で育ちながら、芽を出すタイミングを粘り強く待つ「辛抱」や「発展の前ぶれ」
寅年: 春が訪れ「芽を出し成長する」時期。寅は「決断力」や「強さ」を象徴、「大胆に展開できる」年
卯年: 芽を出した植物が成長していき、茎や葉が大きくなる時期。「目に見えて大きく成長する」年
ウサギは、跳びはねるその姿から「飛躍」や「向上」、多産で繁殖しやすいことから「豊穣」や「子孫繁栄」、温厚で穏やかな性質から「家内安全」の象徴として、古くから親しまれてきました。
また、『史記』律書によると、「卯」は「茂」を意味し、草木が地面を覆うようになった状態を表すことから、卯年は新しいことに挑戦するのに最適な時期で、成長や増殖といった明るい世界が広がっていくことが期待できそうです♪
ウサギのワイン
2022年の猛々しいトラから一転、2023年の干支は愛らしいウサギ♡
可愛いウサギラベルの数々にテンションもアップ! ぜひ色々揃えて、店頭に並べてみてはいかがでしょうか?
デア・クライネ・フリッツ リースリング
Der Kleine Fritz Riesling 2021
キツネラベルでおなじみのベッカー醸造所から、現当主フリッツさんが同じファルツの親友2人のブドウを使って造る新ブランドが、このウサギシリーズ♡
名前の意味は「小さなフリッツ」。ドイツにはキツネとウサギにまつわるおとぎ話が多く、2匹の繋がりはとても強いのだそう。エチケットをよーく見ると、ウサギの目には小さなキツネが!!「小さい者(ウサギ)は、いつも大きいもの(キツネ)から学ばないといけない」という心構えを表しているのだとか。
香りはレモンなどの柑橘を中心に、ドライで軽やか、スマートな味わい。程よい酸が全体の印象を引き締めてくれる、満足度の高い辛口リースリング。
生産地:ドイツ ファルツ地方
品 種:リースリング100%
Alc.度:11.5%
参考小売価格:2,700円
Tomoe:
和食とも相性抜群の正統派辛口リースリング。しっかりとした酸に、華やかな白い花の香り。お正月なら、なますやお雑煮と、レモンと塩でいただく天ぷらともよく合います。スクリューキャップにもウサギが描かれているところが可愛い♡
キリカヌーン キラーマンズ ラン シラーズ
KILIKANOON Killerman’s Run Shiraz 2019
キリカヌーンは、1997年に南オーストラリアのクレア・ヴァレーに設立された新生ワイナリー。オーナーのミッチェル家は、元々クレア・ヴァレーで30年以上栽培家として活躍してきましたが、現醸造責任者のケヴィンがスキロガレ・ヴァレーにある、キリカヌーンと知られていた設備を購入し、その名が与えられたとのこと。
こちらは、南オーストラリアのクレア・ヴァレーの極小畑から厳選したシラーズを100%使用し、伝統的なスタイルで醸造、ワイン界の重鎮たちからも高評価を受けている、究極のフルボディ赤ワイン。ブドウ畑に穴を掘って住んでいる野ウサギをモチーフにしたラベルのワインは、卯年にぴったりです!
生産地:南オーストラリア州 クレア・ヴァレー
品 種:シラーズ100%
Alc.度:14.5%
参考小売価格:2,800円
みゆう:
これぞオーストラリアシラーズというボリューム感で、飲みごたえ抜群! おせち料理に合わせるのはなかなか難しくても、家族みんなが集まるお正月のお祝いに、ステーキなどと合わせて飲みたい1本です♪
ヴェレノージ VELENOSI
1984年に設立したヴェレノージ。当時20歳のアンジェラと、その夫のエルコレの若き夫婦が、9haのブドウ畑を借りたことからスタート。今では家族経営のワイナリーとしてはマルケ州で2番目の規模となり、世界48ヵ国に輸出するまでに。
彼らのワインの魅力は、スタンダートクラスからトップクラスまで、すべてのキュヴェの品質が優れていること。イタリアのワイナリーとしては比較的歴史は浅いものの、ロッソ・ピチェーノの最良の生産者として評価されるなど、高い品質のワインが揃っています。
実はこのウサギのエチケット、12年前の卯年の際に、インポーター(稲葉)がウサギラベルのワインを作ってくれるワイナリーを探したところ、ヴェレノージが協力することになったのだとか! 当時は限定商品の予定でしたが、あまりにも評判が良く定番品として販売を続けています。
ウサギは「飛躍」の縁起物とされていることから、「幸福のウサギ」として、おめでたい席にもぴったりのワインです♪
パッセリーナ マルケ
Passerina Marche 2021
イタリア マルケの土着品種「パッセリーナ」を使用した白ワイン。アドリア海沿岸にて古代ローマ時代から栽培されている品種ですが、イタリアのマルケと周辺地域での栽培がほとんどのため、なかなか口にする機会は少ないかもしれません。
このワインを一言で表すとグレープフルーツ! ただし、シンプルなわけではなく、酸味、塩味、苦味が絶妙なバランスで余韻も長く、3段階くらいで味わいが変わる複雑なワインです。
生産地:イタリア マルケ州
品 種:パッセリーナ100%
Alc.度:12.5%
参考小売価格:1,800円
ロッソ ピチェーノ
Rosso Piceno 2020
ロッソ・ピチェーノとは、マルケ州で生産されるD.O.Cクラスのワイン。ヴェレノージでは、モンテプルチアーノ:サンジョヴェーゼ=7:3という比率を貫いて造られています。
穏やかなタンニンで、和食にも合わせやすい、バランスの取れた味わい。少し冷やして飲んでいただくのがオススメ!
生産地:イタリア マルケ州
品 種:モンテプルチアーノ70%、サンジョヴェーゼ30%
Alc.度:13%
参考小売価格:1,400円
haruna:
ヴェレノージは数種類のウサギラベルがありますが、この2本を並べれば紅白になり、おめでたい席をさらに彩ります! 和食とも合わせやすい味わいなので、白のパッセリーナは銀だらの塩焼きやみぞれ鍋と、赤のロッソ・ピチェーノはぶりの照り焼きなど、しっかりした味付けの魚料理がオススメです♪
ウル・デ・リェブレ Ull de Llebre
スペインワインを飲む人であれば、きっと耳にしたことがあるであろう「ウル・デ・リェブレ」の名。スペインを代表する黒ブドウ品種、テンプラニーリョのシノニムの1つで、カタルーニャ地方では「ウル・デ・リェブレ(Ull de Llebre)」と呼ばれています。
今回ウサギワインを探すにあたり、2本がウル・デ・リェブレであることに疑問を持った私たち。
すると、ウル・デ・リェブレとは、カタルーニャ語で「野ウサギの眼」という意であることが判明! どうりでラベルにウサギを模したワインが見つかるわけですね♪
エメンディス ウル・デ・リェブレ
EMeNDIS Ull de LLebre Sumoll Negre 2018
スペインのワイン産地の中で、最も現代的で革新的な産地であると広く認められているペネデス。この地で代々伝わる歴史あるワイナリーを引き継いだ夫婦の率いる若手チームが、高品質かつモダンなワイン造りを行なっています。
桑の実、スグリ、野性のハーブなどの香りに、アニスやカンゾウを想わせるスパイスのニュアンスも。しっかりとしたタンニンがありつつも、繊細でバランスのとれた味わいで、幅広い料理に合わせられます。
ウサギの眼を眼鏡で強調したエチケットデザインや、ボトルネックのウサギの視線が、何ともいえない可愛らしさです♪
生産地:スペイン ペネデス
品 種:テンプラニーリョ、スモル
Alc.度:12.5%
参考小売価格:2,300円
ミズナ:
きれいなルビー色の見た目が、まさにうさぎの眼のよう。渋みと酸味の割合が絶妙で、一般的なテンプラニーリョと違ったモダンな雰囲気。地中海のピノノワールと言われるスモルとのブレンドによるものなのでしょうか。タンニンはしっかり感じられながらも、まろやかなので、鴨肉やローストビーフなどの温かい肉料理と合わせたい!
トーマス・クシネ リェブレ
Tomas Cusine LLEBRE 2019
バルセロナから西へ約130kmの場所に位置するコステルス・デル・セグレ地域。固有品種のマカベオ以外は、外来品種や他産地のスペイン品種の栽培が多く、自由な気風が特徴。その南部の人口約100人という小さな村にトーマス・クシネはあります。
創業から数年でエリア最高の生産者と呼ばれ、世界一予約の取れないレストラン「エル・ブジ」のシェフソムリエ、ダビッド・セイハス氏に「コステルス・デル・セグレを最も知り、最も理解している」と言われるまでに。
そんなトーマス・クシネが誇る “ウサギラベル” のワイン。
赤品種の織りなす豊かな果実味と、豪快すぎずにきれいに溶け込んだバニラの樽香から、ブドウそのものの味わいや、テロワールを最大限に引き出すというトーマス・クシネのこだわりが強く感じ取れる味わいです。
生産地:スペイン
品 種:ウル・デ・リェブレ(テンプラニーリョ)、
ガルナッチャ、サンソー(カリニェナ)、シラー
Alc.度:14%
参考小売価格:2,030円
ミズナ:
“ザ・テンプラニーリョ” という言葉がふさわしいガツンとした果実味! 心地よい樽香とほんのり甘味も感じられる味わいは、すき焼きのたれとの相性抜群です。この味でこの価格は破格! みんなでワイワイすき焼きを食べながら、一緒に楽しみたいワインです♪
ウサギの焼酎
芋焼酎 浅黄うさぎ
「ハマコマチ」というオレンジ色のサツマイモを原料として製造された芋焼酎。「ハマコマチ」には、柑橘系の香りの素となるβカロテンが、国内産の芋で最も多く含まれた品種です。
収穫時期を通常より1か月遅らせることにより、納得のいく状態での収穫に。ワイン造りの技術を存分に生かした芋焼酎で、マンゴーやオレンジを感じさせるフルーティーな香りに、優しい味わい。普段焼酎を飲まない方や、芋焼酎に苦手意識を持っている方へぜひオススメしたい1本です!
原 料:さつまいも、米こうじ(国産米)
Alc.度:20%
内容量:600ml
参考小売価格:1,242円
ユメコ:
「浅黄(うすき)」とは日本の伝統色で、ラベルの色とともに、原材料のハマコマチをイメージしているとのこと。ラベルにひっそりと描かれているウサギがとても可愛いので、年初めはぜひこの焼酎で!
ウサギのリキュール
卯年にぴったりのリキュールを発見!
“噛んで飲む” 果肉入り新感覚リキュール「ほろよいうさぎ」シリーズです。
奈良県吉野町の北岡本店は、老舗酒蔵でありながら、消費者の日本酒離れをきっかけにリキュール開発に挑戦。
このシリーズは、素材の持ち味をより引き出すため、角切りやすりおろし、丸ごと1粒など、フルーツの種類によって果実の加工方法を変え、どれも味、香りともにフルーツそのもの! アレンジは、ストレート、ソーダ割り、オンザロックなど、お好みで。お酒であることを忘れて、ゴクゴク飲めちゃう美味しさです♡
ほろよいうさぎ “ゆずジントニック 2023”
今回は、冬にぴったりの “ゆず” を使ったカクテルをご紹介!
お好みでジンの割合を30ml→15mlに減らしたり、トニックで割るだけでも十分美味しく、近年ブームのローアルコールカクテルにしても◎。
リキュールにたっぷり果肉が入っているため、しっかりとゆずの風味を感じることができますが、ミントとゆずを加えれば、さらにフレッシュ感がプラスされ、食中酒としても楽しめます♪
作り方
ほろよいうさぎ(ゆず) 90ml
ジン 30ml
トニックウォーター 30ml
ゆず(皮・果汁) 適量
ミント お好みで
① 氷を入れたグラスに、各材料を注ぐ
② マドラーで軽くステアする
③ お好みで柚子皮や果汁を追加し、ミントを飾る
ほろよいうさぎ ゆず
Alc度:7% 1800ml(業務用) 参考小売価格:3,630円
ユメコ:
来年の干支「ウサギ」の可愛いイラストがボトルに描かれていて、店頭に全部並べても映えます! お正月限定カクテルとして提供してみてはいかがでしょうか?
いかがでしたか?
来年もまた新たな挑戦をし、“新しい景色” をお見せしたいと思っているE-TOMO6です。
本年もお引き立ていただき、誠にありがとうございました。
2023年も「E-TOMO 繁昌Navi」をどうぞよろしくお願いいたします♪
それでは、次回の配信をお楽しみに~! 皆様どうぞよいお年を♡
お酒のナビゲーター「E-TOMO 6」自己紹介
Tomoe
ワイン全般好きですが、シャンパーニュは浸かりたいくらい大好き! 最近は珍しい国のワインと品種に興味津々。聞いたことのない土着品種と出会うと、飲みたくて目がキラキラします☆
haruna
インスタで日々美味しいランチを探してます! 入社当時はワイン派でしたが、最近はもっぱら純米酒が好きになってしまいました♪
ユメコ
榎本のフードファイターと呼ばれるくらい食べることが大好きです! お肉料理が好きなので、さっぱりしたハイボールが大好きです!! 一年中飲んでます!
みゆう
食べるのも飲むのも大好きですが、青森出身なので特に日本酒が好きです!
おいしい料理を食べながらお酒を飲んでいる時間が一番幸せを感じます!
ルミ
すっきりとしたビールが大好きです!
特に趣味のテニスの後に飲む一口目は、まさに至福のひとときと言えます!
ミズナ
乾杯ビールが大好きですが、最近は華やかなエールやフルーティーなビールにハマっています。バスケが大好きすぎて毎週末体育館で汗を流しています! バスケ後のビールの幸せなこと幸せなこと! 飲みすぎないように気をつけます!(笑)