E-TOMO 繁昌Navi No.29

2021年10月06日

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E-TOMO繁昌Navi No.29

こんにちは! E-TOMO7です。

緊急事態宣言下での更新を控えさせていただきました関係で、すっかりご無沙汰してしまいました。
日頃より楽しみにしてくださっていた皆様には、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

お休みしていた間には「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」が1年の延期の末、何とか無事に開催され、アスリートの皆様にはたくさんの勇気と感動をいただき、盛り上がりましたね!!

そして夏も終わり、気づけば季節は秋。

いつの間にか朝晩は涼しい風が吹くようになり、秋の空に、澄んだ空気。時とともに必ず移ろいゆく季節に、どこかホッとしたり、切なくなったり。そんなセンチメンタルな気分になるのも、秋だなぁと感じます。
2021年も残すところあと3カ月。皆様はどのような秋を過ごしたいですか?

さて、7月12日から2ヵ月半以上に及んだ緊急事態宣言も、10月1日に解除され、未だ時短営業は続くものの、ようやく外でお酒が楽しめるようになりました!!

約5ヵ月ぶりのE-TOMO繫昌Naviは、爽やかな秋に飲みたい「ロゼワイン特集」。
総力を挙げて、Part 1・Part 2の2本立てでお届けします♪

ロゼワインについて

日本では、桜を連想させるその可愛らしい色から、春のお花見シーズンに一番売れるロゼワイン。
E-TOMO繁昌Navi No.27 SAKURA 2021 でもご紹介させていただきました(^^)

世界では白ワインを凌ぐほど人気があると言われ、アメリカでは、夏に冷やして外で飲むワインとして親しまれてきたロゼ。近年では若い世代を中心に、その美しい色合いがファッショナブルだとSNSで大人気! フランスではここ数年、ロゼワインの消費量が白ワインを抜き、ワイン全体の消費量の30%を占め、赤ワインに次いで2位となったことが話題になりました。

ところが、日本では、ロゼは未だに “桜の季節のお酒”。Wine loverが集うワイン会でも、ロゼワインを持参する人や、レストランでボトルを注文する人は、まだまだ少ないのが現状です。

実は、ロゼには、知られていない魅力がたくさんあります。

アルコール度数が比較的低めで “フードフレンドリー” なロゼワインは、様々な料理が一度に食卓に並び、特定のワインを合わることが難しいとされる和食をはじめ、香辛料をたっぷり使う中華やタイ料理などのエスニック料理とも相性抜群! また、白ワインの爽やかさと赤ワインの力強さの両方を兼ね備えているので、前菜からメイン、最後のデザートまで、ロゼ1本で通せるという万能なワインでもあります。

今回のロゼ特集を組むに当たり、E-TOMO7では、こんなにロゼ飲んだの初めて!! というほど、世界各国から多種多様なロゼワインを取り揃え、1本1本テイスティングしてみました。

私たちがすっかりロゼに魅了されたように、皆様もこれを読めば、きっとお気に入りのロゼが見つかるはず♡

ロゼワインペアリング

ボトル1本飲むのは自信ないという方には、グラスワインでお料理とペアリングするのもオススメ。

フードペアリングを考える時に、ヒントとなるのが「色合わせ」。
これならペアリング初心者でも簡単に挑戦できますね! ロゼ色に合うお料理は、何だと思いますか?

代表的なのが、サーモン。ロゼの色調を「サーモンピンク色」とよく表現するように、サーモン料理とロゼワインの相性は実際とても良いのです。海老やカニも、ロゼ色の代表食材。ロゼと相性が良いとされる中華料理の中でも、海老のチリソース炒めとのペアリングは鉄板です。

色を合わせるだけで本当に合うの? と思われるかもしれませんが、ぜひお試しください!

また、色の濃淡も重要で、もちろん時には例外もありますが、色の淡いロゼはフレッシュで爽やかな料理、濃いロゼはしっかりとしたお料理に合わせてみましょう♪

ロゼワインの造り方

ひとくくりにロゼといっても、その色はソメイヨシノのように淡い桜色から、赤ワインに近い濃いピンクまで、また、色調もチャーミングなピンクから、オレンジがかったピンクまで、本当に様々。

その色から「赤ワインと白ワインを混ぜて造っているのでは?」と思う人もいるかもしれません(笑)
実は、多くの国で、赤ワインと白ワインを混ぜることはワイン法で禁止されており、ロゼワインは主に、次の3つの方法で造られています。

セニエ法

赤ワインに似た醸造法。セニエ(Saignée)とはフランス語で「血抜き」の意。タンクからピンク色の果汁を抜く工程が、血を抜くように見えることから、そう呼ばれています。

原料となる黒ブドウを除梗・破砕してタンクに入れ、浸漬(マセラシオン)。ここまでは赤ワインと同じ。マセラシオンして果汁に色が付いてきたら、醸造の途中で果汁のみを抜き取り、別のタンクで発酵。
他のロゼワインの製法と比べ、ブドウの果皮と果汁が接している時間が長いため、色合いが濃く、タンニンが多く含まれるロゼワインになります。

直接圧搾法

黒ブドウを原料とし、白ワインのようにブドウを圧搾してから果汁を発酵させるのが、直接圧搾法。
黒ブドウを破砕・圧搾する際に、果皮から若干のアントシアニン色素が果汁に抽出されてロゼ色に。搾汁してから茎や皮、種などを取り除き、果汁のみをタンクで発酵させます。

セニエ法と比べ、ブドウの果皮と果汁が接している時間が短いため、淡いロゼ色になるのが特徴。ただし、圧搾の圧力のかけ方で色合いは変わり、除梗しない全房圧搾 ⇒ 圧力をかけないフリーラン果汁 ⇒ 強く搾るプレス果汁の順に、色合いは濃くなっていきます。

混醸法

黒ブドウと白ブドウを混ぜて一緒に発酵させる醸造法。ドイツのロートリングが有名。
黒と白のブドウを皮が付いたままタンクに入れ、発酵・浸漬させると、黒ブドウの果皮から果汁に抽出された赤い色素が、白ブドウの果皮の色素で薄められるため、混醸法のロゼワインは薄いピンク色に。黒ブドウのコクと白ブドウの爽やかさが調和したロゼワインになるのが特徴。

アッサンブラージュ法

例外としてご紹介するのがこちら。上でも述べたように、ヨーロッパのワイン法では、赤ワインと白ワインを混ぜることは原則禁止されています。ところが、唯一特例として認められているのが、シャンパーニュ。寒さが厳しく、ブドウの出来がその年の天候によってバラつきが出てしまう産地です。
白ワインに少量の赤ワインを混ぜて造る製法は「アッサンブラージュ(ブレンド)法」と呼ばれ、1818年にヴーヴ・クリコによって初めてロゼシャンパーニュが造られました。現在もヴーヴ・クリコの他、軽やかで飲みやすいカジュアルなロゼ・シャンパーニュに採用されています。

白ワイン・赤ワインの造り方については、E-TOMO繫昌Navi No.12 にて簡単にご紹介しています(^^)

フランス三大ロゼ

世界最大のロゼワイン産地、フランス。
生産量のみならず、消費量も世界1位! 世界で約1/3のシェアを誇るロゼ大国です。
(参考データ: 2021 ROSÉ WINES WORLD TRACKING)

フランス最大のロゼ産地、プロヴァンスとともに、特に有名な3大産地で造られるロゼを「三大ロゼ」といい、ロゼワインの代名詞として、世界中の人々から愛されています。

    ロゼ ダンジュ(ロワール地方)
    プロヴァンス ロゼ(プロヴァンス地方)
    タヴェル ロゼ(ローヌ地方)

【左】生産量の89%がロゼという一大ロゼ産地プロヴァンスのロゼは、主に直接圧搾法による淡い色調。
【中】グロロー種から造られる、ほの甘くてチャーミングなロゼ ダンジュ。
【右】セニエ法で24~36時間マセラシオンすると、これだけ色が濃くなるタヴェル ロゼ。

どれも美しい色調に、飲みやすく爽やかな口当たり。それでいて、それぞれの産地の個性がよく表れていて、色も味わいも異なる三大ロゼ。価格もお手頃なので、ぜひ飲み比べをしてみてはいかがでしょうか?


シャトー・ド・フェル ロゼ ダンジュ ラ シャペル
Château de Fesles Rosé d’Anjou la Chapelle 2018

シャトー・ド・フェルは、ロワール地方アンジュー地区ボンヌゾーのエリアにあるもっとも古いドメーヌのひとつ。
シュナンブランから造られる甘口白ワインの宝庫で知られるアンジュ―地区の中でも「ロワールのシャトーディケム」という異名を持つほど、シャトー・ド・フェルの真骨頂は甘口ワイン。
このロゼ ダンジュも、なるほどほんのり甘さを感じるチャーミングなロゼ。外観は鮮やかで透明感のあるサーモンピンクで、繊細な赤い果実のアロマとハーブのニュアンスも感じられ、清々しい清涼感で、暖かい日には冷やして飲みたい、お手頃三大ロゼワインです♪

産 地:フランス ロワール地方
品 種:カベルネ・フラン、グロロー
Alc.度:11.5%
残糖度:17g/L
参考小売価格:1,500円

ミク:
サーモンピンクが鮮やかで、ベリーのような柔らかい香りが特徴的! まだまだ暑い日には、オンザロックにしても楽しめます。ほんのり甘いので、スパイスの利いたエスニックや中華料理と合わせたい!



ミラヴァル コート・ド・プロヴァンス ロゼ
MIRAVAL Côtes de Provence Rose 2019

世界的大スターのアンジェリーナ・ジョリーとブラット・ピットが、フランス屈指のワインを造り出すペラン・ファミリーとタッグを組んで造った1本。オーガニック栽培で、除草剤や殺虫剤など、如何なる化学薬品も使用せずに造られています。
淡く輝くピンク色で、フレッシュな果実と華やかな春の花の香りが感じられます。味わいも非常にフレッシュで、鶏肉の香草焼きやバーニャカウダ、カルパッチョとのペアリングも最高です♪

産 地:フランス プロヴァンス地方
品 種:サンソ―、グルナッシュ、シラー、ロール
Alc.度:13%
参考小売価格:3,400円

ユメコ:
大スターの2人がワイン造りに関わっているという話題性だけでなく、オーガニックにこだわったワイン造り、香り、味わい、すべてが調和した最高の1本! ロゼワインで迷ったら選んで損なし! 自信を持ってオススメするロゼです。



M.シャプティエ タヴェル ロゼ ボールヴォワール
M. Chapoutier Tavel Rose Beaurevoir 2019

ローヌを代表するワイナリー、ミシェル・シャプティエのワイン。すべてのワイン愛好家にワインを届けたいという想いから、ラベルには「点字」が施されています。ぜひ画像を拡大してご覧ください。
また、近年よく耳にするようになった “SDGs” へも先駆者的取り組みをしているワイナリーで、ビオディナミ農法を採用。自然に寄り添ったワイン造りをしています。
こちらのタヴェルロゼは、熟した果実、モレロチェリー、グレナデンのような香りで、赤いさくらんぼを感じさせる力強い味わいが特徴。

産 地:フランス ローヌ地方
品 種:グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、
サンソー、クレレット、ブールブラン
Alc.度:14%
参考小売価格:1,900円

haruna:
一瞬赤ワインと間違えてしまいそうな紫色に近いロゼワイン。飲んでみるとタンニンは控えめで、やっぱりロゼワインだ! と実感。見た目の通り、ロゼワインの中ではしっかりとした味わいなので、油の少ない赤身の肉や、ローストビーフにばっちり合うこと間違いなしです♡


いかがでしたか?

今回は「ロゼワインの基礎知識」についてお届けしました。
Part 2では、E-TOMO7がテイスティングして選んだワインの数々をご紹介します♪

それでは、次回の配信は10月20日(水)の予定です。お楽しみに~!

※今後も新型コロナウイルスの感染拡大状況に応じて、予告なしに配信スケジュールの変更や自粛をさせていただく場合がございます。何卒ご了承ください。

お酒のナビゲーター「E-TOMO 7」自己紹介


Tomoe
ワイン全般好きですが、シャンパーニュは浸かりたいくらい大好き! 最近はロシアなどマニアックな国のワインと品種に興味津々。聞いたことのない土着品種と出会うと、飲みたくて目がキラキラします☆

haruna
インスタで日々美味しいランチを探してます! 入社当時はワイン派でしたが、最近はもっぱら純米酒が好きになってしまいました♪

ユメコ
榎本のフードファイターと呼ばれるくらい食べることが大好きです! お肉料理が好きなので、さっぱりしたハイボールが大好きです!! 一年中飲んでます!

fumiko
お休みの日は色々なお店をはしご酒をするのが好きです。
基本的にいつもビールですが、食事に合わせてワインや日本酒も飲みます!

ナツミ
焼肉とレモンサワーの組み合わせが大好きです。
休日は昼から気になった飲食店様に入り、お酒を飲んでいます。

みゆう
食べるのも飲むのも大好きですが、青森出身なので特に日本酒が好きです!
おいしい料理を食べながらお酒を飲んでいる時間が一番幸せを感じます!

ミク
焼酎・日本酒など「The・和酒!」が大好きで、相棒のエイヒレ、いぶりがっこチーズとともに楽しんでいます。入社前からですが、お酒のラベルを見るだけでワクワクが止まらないので、新たな銘柄開発にハマっています!