E-TOMO 繁昌Navi No.53

E-TOMO 繁昌Navi　No.53

2023年11月29日

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E-TOMO 繁昌Navi

E-TOMO繁昌Navi　No.53

こんにちは！ E-TOMOです。

秋も深まり、澄んだ空気に青い空。行楽日和の季節となりました。

2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症が5類に移行してから半年。
法令に基づく行動制限がなくなり、感染対策は個々の判断にゆだねられ、コロナ4年目にしてようやく行楽地や商業施設、飲食店等に、かつての賑わいが戻りつつあります。

訪日外国人旅行者数においても、10月には251万人を超え、単月比ではコロナ前の2019年を上回ったとのこと。街中には本当に多くの外国人が見られるようになりましたね！

今回は、今東京でもっともホットなエリアに先月オープンした、あの商業施設をレポートします♪

虎ノ門ヒルズステーションタワー 10月6日 OPEN！

東京メトロ日比谷線に、56年ぶりの新駅となる「虎ノ門ヒルズ」駅が開業したのは、2020年6月。
あれから3年4カ月、待ちに待った「虎ノ門ヒルズステーションタワー」が10月6日にオープン！

地上49階、地下4階、高さ約266m。虎ノ門ヒルズ駅と一体的に開発した、多用途複合の超高層タワー。

地下2階～地上7階の低層階は、約70店舗が出店する商業施設。
中層階には、東京初の「アンバウンドコレクション by Hyatt」ブランド「ホテル虎ノ門ヒルズ」（12月6日開業）が、高層階には、イベントホール・ギャラリー・レストラン・屋上ガーデンを備えた、新しい東京を象徴する情報発信拠点「TOKYO NODE」が入っています。

このステーションタワーがオープンしたことで、「虎ノ門ヒルズ」は、既存の森タワー、ビジネスタワー、レジデンシャルタワーと合わせて、4棟からなる巨大商業・オフィス複合施設に。
4棟は、桜田通り上に設けられたT-DECKによって繋がり、行き来も便利になりました♪

ステーションタワーの地下2階が、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅。
地下鉄駅前広場「ステーションアトリウム」は、3層の吹き抜けになった開放的な空間！

虎ノ門ヒルズの公式キャラクター「ぼく、トラのもん」もいます♪

日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅から、銀座線「虎ノ門」駅までは、地下通路で接続。
森タワーやビジネスタワーへも、地下通路で移動できるので、雨の日も安心です。

T-MARKET

地下鉄駅前広場「ステーションアトリウム」に直結した、新たなグルメスポットが「T-MARKET」。

デザインコンセプトは「都市の中庭」。緑に包まれた空間は、モダンでスタイリッシュ。
食を中心に、デザイン、アート、音楽が融合したユニークな体験ができる、虎ノ門のサードプレイスです。

まずは、10月6日に14店舗がオープン。続いて、11月24日に13店舗が加わり、個性豊かな27店舗が集結！

食事は、各店舗でイートイン、もしくは、スペース中央に設けられた共有席「T-MARKET PUBLIC TABLE」にて。
夜になると照明が落とされ、間接照明で浮かび上がるグリーンが美しく、よりいい雰囲気に♪

約140席ある共有席は、日中は各店舗からテイクアウトした食事をセルフで楽しむ席で、「虎ノ門横丁」スタイル。
ディナータイムは、予約可能なレストラン席となり、モバイルオーダーしたメニューをスタッフがサーブする仕組み。

共有席希望の場合は、まずはレセプションへ。席の場所は選べないものの、事前に予約できるのが嬉しい！

モバイルオーダーは、自身のスマートフォンで、卓上のQRコードを読み取って。
メニューは、英語・韓国語・中国語に変換可能なので、外国人でもOK！
モバイルならメニューの更新も簡単、さらにペーパーレスで環境にもやさしいので、他店もぜひ積極的に導入していただきたいシステムです。

まずは、ビールを！そして、その他オーダーしたメニューをいくつかご紹介します。

PUBLIC BAR「ともコーラハイボール」

PUBLIC TABLE のドリンクを一手に担っているのが「PUBLIC BAR」。
国内外から厳選したビールや、”TOKYO” をテーマにファームやクラフトスピリッツとタイアップしたカクテルなど、色々楽しめます。

「ともコーラハイボール」は、調香師によって2018年に生み出された元祖天然クラフトコーラ「ともコーラ」を使用したハイボール。日本の稀少素材に注目し、和のスパイスやハーブなど、天然素材100%のクラフトコーラなので、お酒なのにヘルシー♪

E-TOMO的には “TOMO COLA” というネーミングもツボです（笑）

Pacific STAND-IN「ガーリックシュリンプ」「ハワイアンセビーチェ」

鎌倉・七里ヶ浜の海岸沿いで、ハワイアンプレートを提供する「Pacific DRIVE-IN」の新業態。
朝は、コーヒースタンドとしてテイクアウトメニューが充実。夜は、ハワイアンテイストのフードメニューに、オリジナルカクテルを提供するバースタンドに。1日を通して使える、オールデイスタンドです。

「ガーリックシュリンプ」は、エンジェルシュリンプをガーリックオイルで炒めたハワイのソウルフード。
「ハワイアンセビーチェ」は、新鮮なタイに、スパイシーでトロピカルなハワイアンサルサを合わせた一品。

虎ノ門おお島「カニコロッケ」

名古屋で人気の立ち呑み居酒屋が、東京・目黒に続き、新店舗を虎ノ門にオープン。居酒屋以上・割烹未満のこだわりの和食を提供。独自に仕入れたビールやワイン、日本でも希少な日本酒も取り揃えています。

注文したのは、看板メニューの「カニコロッケ」。紅ズワイガニの蟹の身だけを贅沢に詰め込んだコロッケは、開けてびっくり！蟹肉ががぎっしり！食べ応えのある一品。

色々なメニューを楽しみたい方は、”共有席” がぜひオススメ。
但し、注意が必要なのは、メニューは当然ながら、営業している店舗からしかオーダーできないこと。
お目当てのお店がある人は、”定休日チェック” をしてから行きましょう♪

T-MARKET
虎ノ門ヒルズステーションタワー B2F
WEB：https://www.toranomonhills.com/t-market/index.html

dam brewery restaurant

ビール好きに朗報！クラフトビール醸造所併設のブルワリーレストランが、このたびT-MARKETにオープン☆

店名である「dam brewery restaurant」の “dam” は、江戸時代、虎ノ門に造られたという都市ダムから。
かつてこの地が市民に命の水を供給し、名所となったように、自家醸造のクラフトビールを通じて、人と人、人とシーンを繋ぐ、賑わいに溢れるブルワリーレストランを目指してネーミングされたとのこと。

コンセプトは「どんな食事にも最高に合うビール」。
個性を適度に抑えながら、すべての人に寄り添うビールを提供しています。

店内にある醸造タンクでは、オリジナルビールを醸造中！

シグネチャービールは「daily paper -Sasion-」。
“毎日の新聞” と名付られたビールは、セゾンスタイルを採用。軽やかでドライな口当たりと、フルーティーかつスパイシーな香りが特徴的。フレーバーは、季節ごとに変えて醸造するのだそう。

あいにくとこの日は、シグネチャービールは大人気で完売！タンク内のビールは、目下醸造中。
代わりに、京都醸造の定番セゾンをいただきました。これもまた美味しい♪

ライブ感のあるカウンターの奥にはテーブル席、さらに中央の階段を上がると、アートが飾られたモダンな空間が！
T-MARKETを上から見渡せる特等席は、居心地もよく、スペシャルな時間を過ごせること間違いなしです。

フードメニューは、完全紹介制レストラン「No Code」のオーナーシェフ、米澤氏が監修。
地中海、中東、アジアなど、世界各国のエッセンスを取り入れたメニューが並びます。

フィッシュ＆チップス　Fish & Chips

看板メニューのフィッシュアンドチップスは、カリッと揚げた白身魚のフライに、damオリジナルポテトチップス付き。ビールが進む逸品！ 4種のソースをお好みでつけて。

　・シラチャ―マヨソース
　・モルトビネガー
　・タルタルソース
　・BBQソース

ビールに合うフードはもちろん、ビアカクテルや、ローアルコールカクテルも充実！
いただいたのは、自家製ピクルス、カリフラワーのグリーンカレーソース、そして、ビアカクテルトロピックサワー。

仕事帰りのお疲れ様ビールはもちろん、ブース席を予約しての友人や仕事仲間との会食など、老若男女問わず様々なシーンに使える、E-TOMO一押しのアーバンブルワリー。次は出来たてのビールをいただくべく、再訪決定です♪

dam brewery restaurant
虎ノ門ヒルズステーションタワー B2F　T-MARKET内
TEL: 03-3528-8581
WEB：https://dambrewery.jp/

角打ち KAN

「角打ち」と「酒処」を併設した、酒屋直営の居酒屋「角打ち KAN」。
酒屋ならではのお酒の飲み方・楽しみ方・美味しさを、名物のおでんとともに提供しています。

酒処

まずは、美味しいおでんがいただける「酒処エリア」。
約25種類の「虎ノ門おでん」は、自由が丘「おでん高太郎」の店主を料理長に招き、新しく開発した自慢のおでん！

おでんは、もちろん1品からオーダー可能。人気の具材は、品切れ注意！
これからは特におでんの美味しい季節ですし、ハシゴ酒するなら、早めの訪問がオススメです。

酒処メニューのバリエーションは、さすが酒屋直営。そして、お酒に合う美味しいつまみも充実♪
「蔵出し！プレミアムウィスキー」のソーダ割りとともに、きゅうりの一本漬け、酒屋のだし巻き、餅巾着、牛すじを注文。

ワインは、『E-TOMO定点観測～ワインができるまで～』でお世話になった、白百合醸造の白ワインを発見！

白百合醸造　勝沼甲州

山梨県勝沼町産の甲州ブドウを100%使用し、辛口で旨みの残るシュール・リー製法で醸造した白ワイン。フレッシュな果実味がありながら、どこか日本酒の吟醸香を思われる香りが、おでんにぴったり！
「勝沼ワイナリーズクラブ品質管理委員会」の厳しい審査に合格した、クオリティーの高い1本です。

ワイン造りをブドウ栽培から追った、E-TOMO渾身のレポートを読みながらワインをいただくと、より一層美味しくいただけます（笑）
ぜひ合わせてご覧ください♪
『E-TOMO定点観測～ワインができるまで～』④ワイン造り

角打ち

酒処の奥にあるのが、お店で購入したお酒をそのまま店内で飲める「角打ちエリア」。
冷蔵庫には、厳選した日本酒が約10種類、国内外のクラフトビールが常時5種類以上。
さらには焼酎やワインなど、バラエティ豊かに並ぶのは、酒屋だからこそ！

立ち呑みなので、0次会にもオススメ。
11月24日には、角打ちエリア用の別入り口もオープンしたので、入りやすくなりました♪

最後に「KAN」のこだわりをご紹介。

その１：絶対あると嬉しい充電用電源。コンセント＋USBの二刀流！
その２：知る人ぞ知る個室有り。角打ちなのに、大事な商談もできます。
その３：サントリーのDNAである “やってみなはれ” 精神。挑戦なくして成功はないのです。
　　　　店内に掲げられたこの名言は、現会長である佐治会長に書いていただいた唯一無二のもの。

寒い冬は、やっぱりおでんが食べたくなりますよね♪
温かみのある居心地のよい店内で、美味しいお酒とともに、身も心もほっこりしてみてはいかがでしょうか。

角打ち KAN
虎ノ門ヒルズステーションタワーB2F　T=MARKET内
TEL: 03-6205-4141
WEB：https://www.instagram.com/kakuuchi.kan/

TOKYO NODE DINING

虎ノ門ヒルズステーションタワー45階「TOKYO NODE」のアライバルホールに隣接する「TOKYO NODE DINING」。東京の絶景を背景に、カフェからディナーまで様々なシーンで活用できる、オールデイダイニングです。

入り口横に併設されたバーは、大都会・虎ノ門にいることを実感できる、大人のためのスタイリッシュなバー。
ステーションタワーで食事を楽しんだ後は、ぜひ45階まで上がって、美しい夜景とともに、〆の1杯をこちらで！

今回いただいたのは、虎ノ門横丁内の「虎ノ門蒸留所」で造られたクラフトジン「ぶどう山椒」を使ったジントニック。
山椒の中でも特に粒が大きく、その実が連なった姿がブドウの房に似ていることから名付けられた “ぶどう山椒”。
山椒特有のピリッとした辛さに上品な香りが、まさにアフターディナードリンクにぴったりの1杯でした☆

TOKYO NODE DINING
虎ノ門ヒルズステーションタワー45F　TOKYO NODE
TEL: 03-6811-2571
WEB：https://www.tokyonode.jp/about/dining/index.html

取材後記

2020年6月、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅の開業と同時にオープンした「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」。
その3階に、これまでにない新しい飲食のスタイルとして登場したのが「虎ノ門横丁」。
E-TOMO繫昌Naviでも特集させていただきました。記事はこちら：E-TOMO繫昌Navi No.19「虎ノ門横丁特集」

あれから3年。今回「虎ノ門ヒルズステーションタワー」にオープンした、新たなグルメスポット「T-MARKET」。
横丁と同じ賑わいでも、こちらは開放的で、自由で、多様で、ナチュラルで、どことなく時間の流れ方もスロー。コロナを経験した後だからこそのスタイルなのだろうと、あらためて時代の流れを感じる取材となりました。