日本酒ジャーナリスト 山本洋子のSake Style「2023年の抱負」

山本 洋子(やまもとようこ)

日本酒と食のジャーナリスト、地域食ブランドアドバイザー

鳥取県境港市ゲゲゲの妖怪の町生まれ。雑誌編集長として郷土食、長寿食、マクロビオティックの本を編集。伝統的調味料や酒、発酵文化を紹介する。独立後、地方に埋もれた日本の食の宝応援をライフワークに。講演活動や地域食ブランドアドバイザー、日本酒と食のジャーナリストとして全国へ。著書に『純米酒BOOK』グラフ社『厳選日本酒手帖』『厳選紅茶手帖』『ゼロから分かる! 図解日本酒入門』 世界文化社。週刊ダイヤモンドで『新日本酒紀行地域を醸すもの』連載中。 https://diamond.jp/category/s-japanesesakejourney
モットーは「1日1合純米酒!」総務省地域力創造アドバイザー。境港FISH大使。

あけましておめでとうございます。
2022年は、皆さまにとって、どのような一年だったでしょう。
コロナ禍前から、国内の日本酒消費量は減少傾向にあり、そこへ2019年からの感染症で、外食に伴う飲酒代は大きく減少。家飲みは多少伸びているものの、以前の消費量をカバーするには、ほど遠いのが現状です。忘年会や、新年会を開催しない企業もまだまだ多いですが、個人飲みには、明るさが戻りつつあるようです。

そんな中でも、日本酒の輸出は好調で、特に単価が高い酒が増えつつあります。
訪日外国人の酒蔵ツーリズムも注目されており、HPに英語を加える酒蔵も増えています。

●最近の日本産酒類の輸出動向について(2022年10月時点 国税庁)
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/yushutsu/yushutsu_tokei/pdf/0021010-203.pdf
・ 2021年の輸出金額は1,147億円(対前年61.4%増)となり、初めて1,000億円を突破。
・ 2022年1月から10月までの輸出金額は1,170億円となり、10月までで昨年の金額を超える。
・品目別にはウイスキーや清酒、国・地域別には中

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