第15回 日本酒ジャーナリスト 山本洋子のSake Style

山本 洋子(やまもとようこ)

日本酒と食のジャーナリスト、地域食ブランドアドバイザー

鳥取県境港市ゲゲゲの妖怪の町生まれ。雑誌編集長として郷土食、長寿食、マクロビオティックの本を編集。伝統的調味料や酒、発酵文化を紹介する。独立後、地方に埋もれた日本の食の宝応援をライフワークに。講演活動や地域食ブランドアドバイザー、日本酒と食のジャーナリストとして全国へ。著書に『純米酒BOOK』グラフ社『厳選日本酒手帖』『厳選紅茶手帖』『ゼロから分かる! 図解日本酒入門』 世界文化社。週刊ダイヤモンドで『新日本酒紀行地域を醸すもの』連載中。 https://diamond.jp/category/s-japanesesakejourney
モットーは「1日1合純米酒!」総務省地域力創造アドバイザー。境港FISH大使。

特集1.年末年始は、日本の米の泡酒で乾杯!

お米のシュワシュワ

年末年始は、いつもより特別なお酒を選びたくなり、乾杯の機会も増える季節。

そんな時にふさわしいのは、シュワシュワと泡立つお酒!開栓するワクワク感に、炭酸の勢いが場を盛り上げます。

近年は、活性日本酒=スパークリングサケを手がける酒蔵が増え、個性ある製品が登場しています。

製法の1つには、シャンパンと同じ瓶内二次発酵製法があり、オリのある白くにごったタイプと、オリを除去したクリアなタイプがあります。また、炭酸ガスを後から入れるガス混入製法もあり、バリエーションも豊富。

和食だけでなく、フレンチやイタリアン、中国料理の前菜にも合うと、注目を浴びています。

日本酒の度数は15度が多く、生原酒になると17度を超えるものもありますが、スパークリングは11〜13度とアルコール度が低いのも特徴。今回はオリを除去した透明なタイプのawa酒を中心にご紹介します。

フレンチのシェフと共同開発。新境地を開拓したスパークリングサケ

山梨県白州

スパークリングサケを2015年から世に送り出している「七賢」醸造元の山梨銘醸。ラインアップには「EXPRESSION」「杜ノ奏」「星ノ

……

この続きをお読みになりたい方はログインしてください。
会員でない方は無料登録を行ってください。

会員ログイン
    
  • E-DASH 新規会員登録は飲食店様に限らせていただきます。
  • E-DASH 新規登録に関するお問い合わせ等は contact@enomotonet.com までメールにてお尋ねください。