第12回 日本酒ジャーナリスト 山本洋子のSake Style

山本 洋子(やまもとようこ)

日本酒と食のジャーナリスト、地域食ブランドアドバイザー

鳥取県境港市ゲゲゲの妖怪の町生まれ。雑誌編集長として郷土食、長寿食、マクロビオティックの本を編集。伝統的調味料や酒、発酵文化を紹介する。独立後、地方に埋もれた日本の食の宝応援をライフワークに。講演活動や地域食ブランドアドバイザー、日本酒と食のジャーナリストとして全国へ。著書に『純米酒BOOK』グラフ社『厳選日本酒手帖』『厳選紅茶手帖』『ゼロから分かる! 図解日本酒入門』 世界文化社。週刊ダイヤモンドで『新日本酒紀行地域を醸すもの』連載中。 https://diamond.jp/category/s-japanesesakejourney
モットーは「1日1合純米酒!」総務省地域力創造アドバイザー。境港FISH大使。

特集1.梅桃桜の花見にぴったりな白い酒「にごり酒」
「どぶろく」と「白酒」「甘酒」は、何がどう違うの?

四季のある日本は、春は花見酒、秋は月見酒、冬は雪見酒という風に、季節情緒を酒と共に楽しむ文化があります。
近年、四季を通して酒造り行う蔵が増えていますが、酒造りの基本は、今も冬。特に大寒の「寒仕込み」が最高とされ、最高級の大吟醸を醸すのは決まって厳寒期です。


tenki.jpより引用 「桃の節句!邪気払いの「桃」の花と「梅」「桜」の区別がつきますか?」
https://tenki.jp/suppl/yamamoto_komo/2018/03/03/27913.html

「桜開花・満開情報 2022」
https://tenki.jp/sakura/


春の花といえば、梅、桃、桜が代表で、これらの花見の時期は、白濁した「にごり酒」がおいしく味わえます。
「にごり酒」は雪や雲を思わせるような白さで、ほっこりとした風情があり、とろりとクリーミィな口当たりで、うま味と甘みも特徴です。

白いお酒には、「にごり酒」のほかに、「どぶろく」と「白酒」、「甘酒」があります。さて、何がどう違うのでしょうか?

日本酒を搾る前の「もろ

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