第9回 日本酒ジャーナリスト 山本洋子のSake Style
特集1.農から始まる酒造り。田んぼに情熱を注ぐ酒蔵の純米酒③
日本酒の原料は米と水。ワインは原料ブドウを造り手が栽培するのが基本ですが、米は流通できるため、昔から遠隔地へ運ばれていました。ですが最近は、原料米を自ら地元で栽培する酒蔵が現れました。酒米栽培と醸造を一貫して行う酒蔵。その思いとは?
『農から始まる酒造り。田んぼに情熱を注ぐ酒蔵の純米酒』連載4回目は、神奈川県海老名市の泉橋酒造をご紹介します。蔵元の橋場友一さんの信条は「酒造りは米作りから」。酒米栽培から精米、醸造、出荷までを一貫して行うので「栽培醸造蔵」を名乗ります。秋の田んぼの空を飛ぶとんぼラベルの酒が好評です。
神奈川県海老名市 泉橋酒造
神奈川県海老名市下今泉5-5-1
「酒造りは米作りから」を信念に、「栽培醸造蔵」を名乗る泉橋酒造。神奈川県海老名市と近隣地区の46町歩(ha)の田んぼで酒米を栽培し、醸造までを一貫して行うのが特徴です。
休耕田や荒れた田を耕し、環境に配慮した取り組みを行い、減農薬か無農薬栽培で育て、未来へ繋がる地域づくりを目指しています。
ラベルの赤とんぼは、泉橋酒造の田んぼを
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