第8回 日本酒ジャーナリスト 山本洋子のSake Style

山本 洋子(やまもとようこ)

日本酒と食のジャーナリスト、地域食ブランドアドバイザー

鳥取県境港市ゲゲゲの妖怪の町生まれ。雑誌編集長として郷土食、長寿食、マクロビオティックの本を編集。伝統的調味料や酒、発酵文化を紹介する。独立後、地方に埋もれた日本の食の宝応援をライフワークに。講演活動や地域食ブランドアドバイザー、日本酒と食のジャーナリストとして全国へ。著書に『純米酒BOOK』グラフ社『厳選日本酒手帖』『厳選紅茶手帖』『ゼロから分かる! 図解日本酒入門』 世界文化社。週刊ダイヤモンドで『新日本酒紀行地域を醸すもの』連載中。 https://diamond.jp/category/s-japanesesakejourney
モットーは「1日1合純米酒!」朝日カルチャーセンター新宿教室で純米酒と紅茶講座を開講。総務省地域力創造アドバイザー。境港FISH大使。

特集1.農から始まる酒造り。田んぼに情熱を注ぐ酒蔵の純米酒③

日本を冠につけた米の酒、日本酒の原料は米と水だけ。故にどんなお米を選ぶかで、味がガラリと変わります。ワインは原料ブドウを造り手が栽培しますが、お米は流通可能。昔から遠隔地へ運ばれていました。
ですが、最近は、原料米を自ら地元で栽培する酒蔵が現れました。酒米栽培と醸造を一貫して行う酒蔵、その思いはどこにあるのでしょう。
3回目の今回は、原料米は全量、自然栽培米という福島県郡山市の仁井田本家を紹介します。

福島県郡山市 仁井田本家

福島県郡山市田村町金沢字高屋敷139番地

60町歩を自然栽培田に!18代蔵元杜氏の自然派の酒造り

仁井田本家は、江戸中期の1711(正徳元年)に郡山で創業。2011年の4月に創業300年を迎えた老舗酒蔵。現当主で杜氏を務める仁井田穏彦さんは18代目!

先祖代々の信条「酒は健康に良い飲み物でなければならない」を受け継いだ酒造りで、米を使った発酵食品も手掛けています。

酒は、自然米と天然水を用いて、純米酒のみを醸しています。

2009年4月に農業生産法人仁井田本家あぐりを設立し、米は自社栽培と契約栽培の2つで賄っています。

全て

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