日本酒ジャーナリスト 山本洋子のSake Style「今年の抱負」
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
2020東京オリンピック・パラリンピックを迎え、日本酒の国際化に拍車がかかる年になりそうな気配があります。
海外での日本酒コンテストが増えました。元祖は、英国のIWC、そして仏のKura Mater、イタリアのミラノ酒チャレンジをはじめ、海外で日本酒を評価する機会が増えています。
また、海外で日本酒を醸造するクラフト感覚のマイクロブリュワリーが増加しています。
そして、日本酒が学べるWSETなどの国際的な教育機関も増え、海外・インバウンドの日本酒の注目度がいっそう高まると思われます。
味わいとしては、日本酒はますます、ライトで飲みやすくなる傾向が強まると確信します。若手の経営者の酒蔵を中心に、低アルコール原酒は既に定番化。瓶詰めの技術を工夫して瓶内にガスを微量に残した酒も人気。
また、awa酒協会が発足して現在21社が参加。冷蔵流通が必須の澱の残る瓶内二次発酵のスパークリング酒と違い、awa酒協会の認定酒は、シャンパン同様に澱を取った透明なタイプ。常温流通を可能にしました。
ハーブやスパイス、お茶で風味づけしたボタニカル酒や日本酒カクテル。初めからアッサンブラージュ
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