第3回 日本酒ジャーナリスト 山本洋子のSake Style
特集1.季節の和酒
冬に提案したい!季節感ある酒名の純米吟醸酒
冬のメニューを考えるとき、お料理だけではなく、日本酒も一緒に冬に切り替えてみませんか?
冬の季語や、冬の句を入れると季節感が出ますが、一番簡単なのは、季節を表す酒の銘柄を加えることです。
冬の情景が美しく浮かぶような銘柄があれば、メニューや店内のPOPにもその文字が映えて季節感をグッと表すことができるでしょう。
おすすめの1本は、新潟県加茂市の酒蔵、雪椿酒造の「ゆきつばき」です。
創業は1806年。200年以上の歴史を持つ、この蔵は、会社名と代表銘柄に「椿」が入ります。
椿は新潟県の「県木」であり、蔵のある加茂市の「市花」です。
雪椿酒造 新潟県加茂市
純米吟醸 ゆきつばき
アルコール度数/15度
味わいも雪を思わせる淡麗辛口
新潟は醸造アルコールを添加した淡麗辛口酒が主流ですが、雪椿酒造は全量純米酒だけを醸しています。何を選んでも純米酒という潔さ。
必要以上に機械化を行わず、酒米を、気泡を含んだ水でやさしく洗米。麹造りには、木箱を使い、10kg単位で丁寧に麹を造っています。
「何杯でも飲める純米酒」を目指し、さらりとライトな味わいで、重さとはまるで
この続きをお読みになりたい方はログインしてください。
会員でない方は無料登録を行ってください。
- E-DASH 新規会員登録は飲食店様に限らせていただきます。
- E-DASH 新規登録に関するお問い合わせ等は contact@enomotonet.com までメールにてお尋ねください。