第1回 日本酒ジャーナリスト 山本洋子のSake Style

山本 洋子(やまもとようこ)

日本酒と食のジャーナリスト、地域食ブランドアドバイザー

鳥取県境港市ゲゲゲの妖怪の町生まれ。雑誌編集長として郷土食、長寿食、マクロビオティックの本を編集。伝統的調味料や酒、発酵文化を紹介する。独立後、地方に埋もれた日本の食の宝応援をライフワークに。講演活動や地域食ブランドアドバイザー、日本酒と食のジャーナリストとして全国へ。著書に『純米酒BOOK』グラフ社『厳選日本酒手帖』『厳選紅茶手帖』『ゼロから分かる! 図解日本酒入門』 世界文化社。週刊ダイヤモンドで『新日本酒紀行地域を醸すもの』連載中。 https://diamond.jp/category/s-japanesesakejourney
モットーは「1日1合純米酒!」総務省地域力創造アドバイザー。境港FISH大使。

1. 季節の和酒

夏に提案したい!DRYとRICHな両極端の純米酒2本

DRYな1本・北海道「大雪乃蔵(たいせつのくら)」純米酒

大雪連峰に位置する大雪山は標高2,291m
出典 大雪山国立公園連絡協議会
  http://www.daisetsuzan.or.jp

キレッキレのドライ感!
大雪乃蔵は「おおゆきのくら」ではなく「たいせつのくら」と読みます。面積約23万haの日本最大の国立公園、2,000m級の山々が連なる大雪山国立公園から命名されました。
そのイメージ通りに、雪山を思わせるような冷涼感あるスーッとしたキレッキレのドライな純米酒です。澄んだ後味は、まさに日本酒界のスーパードライ!
「辛口ください」という注文に、ぴったりな1本でしょう。

雪解け水を思わせるようにギンギンに冷やして、柑橘のスダチや柚子、レモンやライムを加え、ミントを添えれば、見た目もいっそうcool。また、大きな氷を1つ入れ、カランコロンと冷たい音を楽しんでもらうのも涼しさが増します。
じつは、お燗しても味がくずれにくく、様々な温度帯が楽しめる便利な純米酒です。

原料米:北海道産米
酒蔵名:合同酒精

飲み方スタイル提案

その1 オンザロックで

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