第1回 ワインテイスター/ソムリエ大越基裕の”Wine Trend”
1. 季節のワイン
2019 夏のワイン
日本には桜があるので、春のイメージが強いロゼワインですが、世界では、夏のワインとしてロゼワインが人気です。
その生産量も、米国では2016-2017年の1年間でロゼの売り上げが53%増加。フランスでもロゼの消費量が30%増加し、白の20%を上回りました。一方、日本の夏は湿気が多く、ヨーロッパほど日が長くないこともあってか、テラスで食事を楽しめる店はまだ少なく、生産量の伸びほどロゼの消費が増えていないように感じます。しかし、ロゼは昨今の料理の傾向と相性がよく、辛口から残糖があるものまで様々なヴァリエーションを誇り、白や赤ワイン、オレンジワインにも負けないようなハイクオリティーのものまでラインナップも多岐に渡ります。夏こそロゼワインがより美味しく楽しめ、暑い日にも様々なお料理と楽しめる可能性を秘めたワインなのです。
カジュアル セイボリー ロゼ
都農ワイン キャンブルスコ ロゼ ペティアン 2018
Tsuno Wine Campbrusco Rose Petillant 2018
イチゴを思わせる華やかな香り、優しくソフトな旨味を感じる口当たり。
溌剌とした酸味が心地よく、軽や……
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