E-TOMO 繁昌Navi No.16

2020年01月15日

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E-TOMO繁昌navi No.16

こんにちは! E-TOMO7です。

新年明けて半月が経ちました。2020年の幕開けはいかがですか?

2020年の最大のイベントといえば、東京オリンピック・パラリンピック!!
どんな一年になるのか、今からドキドキワクワクしますね♪

©公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

日本のメダルラッシュに期待しつつ、今年はいつにもまして乾杯するシーンがたくさんあるはず。
お祝いや乾杯のワインといえば、やはりシャンパーニュ!
ポーンという音とともに、あふれ出すシュワシュワした泡は、お祝いシーンに欠かせません☆

2020年最初のE-TOMO繁昌naviは、輝かしい年の幕開けにふさわしく、シャンパーニュ特集です!

シャンパーニュとは?

シャンパーニュとは、フランス北部のシャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインのこと。
大小合わせて約5,000のメゾンによって、シャンパーニュが造られています。

きらきらした泡のスパークリングワイン=シャンパーニュというイメージが強いので、ワインに詳しくないと、スパークリングワインとシャンパーニュの違いが分からない人も多いのではないでしょうか。

簡単に説明すると、スパークリングワインは、すべての発泡性ワインの総称ですが、シャンパーニュは、シャンパーニュ地方で造られたものしか、シャンパーニュ(Champagne)と呼ぶことはできず、さらには原料となるブドウ品種や醸造方法、熟成期間など、細かい規定を満たしていなければなりません。それ以外のものは、同じフランスであっても、ヴァン・ムスー(Vin Mousseux)やクレマン(Cremant)など別名で呼ばれ、他国も同様に、プロセッコやカヴァは、スパークリングワインであっても、特定の地域で造られたもののみに使われる名称です。


シャンパン? シャンパーニュ?

そもそも「シャンパン」「シャンペン」「シャンパーニュ」と様々な呼び方をされていますが、実はどれも間違っておらず、フランス語のChampagneを何と読むかだけの違い。最近はあまり聞かなくなったシャンペンは英語読み、日本では、ワインをシャンパン、地名をシャンパーニュと使い分けていることが多いようですが、フランスのシャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会(CIVC)が推奨する正式な呼び方は「シャンパーニュ」なので、ここではシャンパーニュで統一してお話しします。


日本はシャンパーニュ大国!

CIVCによると、世界のシャンパーニュ輸出量および金額ランキングで、日本は2017年に初めてアメリカ、イギリスに次いで、世界3位にランクイン。世界の中でも最もシャンパーニュを輸入している国のひとつなのです!

2017年データ©シャンパーニュ委員会

翌2018年は、前年よりさらに5.5%増えて1360万本に達し、2年連続3位にランクイン。日本のワイン全体の輸入量は、世界10位(2016年OIVデータ)なので、いかにシャンパーニュの輸入量が多いかが分かります。


シャンパーニュの造り方

シャンパーニュ(伝統)方式といわれる製法で、一次発酵を終えた通常のスティルワイン(非発泡性ワイン)を瓶に移し、糖と酵母を加えて密栓、密閉された瓶内で二次発酵させることで、炭酸ガスを液体に閉じ込める方法で造られます。シャンパーニュは15カ月以上瓶内で澱とともに熟成させてから出荷されるのが特徴。
時間もコストもかかるので、値段が高価なものが多いですが、長い熟成期間によるきめ細やかな泡立ちと、トーストのような香ばしい香りや複雑性があり、シャンパーニュ愛好家が多いことでも知られています。

瓶内二次発酵を終えて澱を瓶口に集めるピュピトル
さらに数年セラーにて寝かせてから出荷するメゾンも

ブドウ品種は?

ごく一部の認定古代品種を除き、シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエの3品種が大半。3品種を絶妙のバランスでブレンドするメゾンもあれば、白ブドウのみで造るブラン・ド・ブラン(Blanc de Blancs)、黒ブドウのみで造るブラン・ド・ノワール(Blanc de Noirs)もあります。
色は白かロゼで、辛口で酸の高いものが主流ですが、甘口もあり、大手メゾンのものから、家族経営の小さな生産者のものまで、種類は様々。

シャルドネ
ピノ・ノワール
ムニエ

シャンパーニュボトル

シャンパーニュのボトルにはそれぞれ別名があり、フルボトルはブテイユ(Bouteille)、ハーフボトルはドゥミ(Demi)。1.5Lのマグナム(Magnum)ボトル以上は、大勢のパーティーなどで人気です♪

©シャンパーニュ委員会

少人数ならドゥミがオススメ♪

前号でもハーフボトルをご紹介しましたが、いつもよりちょっと贅沢に乾杯したい時に便利なのがドゥミ。がんばった自分へのご褒美や、大切な人と2人で乾杯するシーンには、ハーフボトルがオススメです♪

少しいいワインになると、グラス1杯に注がれる量は80~100mlほど。
せっかく美味しいワインで乾杯するなら1杯よりもう少し飲みたい! ワインは好きだけれどフルボトルはハードルが高い! 1本同じものを飲み続けると飽きてしまう! そんな人には375mlのハーフボトルがちょうどよい量なのです。

ボトルを1本開ける特別感や、ボトルとグラスを並べて撮ればインスタ映えも! また、ハーフはフルボトルよりも早く熟成するので、熟成ワイン好きの中には、敢えてハーフを好んで買う人もいるくらい。

一度抜栓したら基本的には当日中に飲みたいシャンパーニュ。ハーフボトルなら、オペレーション的にも無駄が少ないので、コースメニューとセットにしたりなど、ぜひ活用してはいかがでしょうか?

新年のシャンパーニュ

新しい年の乾杯にふさわしい、おめでたい赤や金銀のシャンパーニュを揃えてみました♡

パイパー・エドシック エッセンシエル エキストラ・ブリュット
PIPER HEIDSIECK Essentiel Extra Brut

カンヌ国際映画祭の公式シャンパーニュ。
今回唯一のエキストラ・ブリュット=糖分添加量の少ない辛口(6g/l)。近年は地球温暖化の影響でブドウの糖度が上がり、糖分添加をしない、もしくは減らすシャンパーニュが増えています。
グレープフルーツやレモンのアロマに、4年以上瓶内熟成された香ばしいアーモンドの香り。酸が高いので、レモンと相性のよいお料理にオススメ! ラベルには、澱引きした日付と醸造責任者のサイン入り。

産 地:シャンパーニュ全域
品 種:ピノ・ノワール主体(50-55%)、ムニエ、シャルドネ
参考小売価格:4,000円

アンリオ ブラン・ド・ブラン
HENRIOT Blanc de Blancs

1808年の創業以来、家族経営を貫く老舗メゾンで、オランダ、オーストリア、ハンガリー皇室御用達シャンパーニュ。
今回唯一のブラン・ド・ブラン。シャルドネの銘醸地コート・デ・ブラン地区の厳選されたグランクリュとプルミエクリュのブドウを2/3以上使用、瓶内熟成は4年以上、シャルドネのエレガントさを身上とするアンリオのアイデンティティともいえるキュヴェ。
爽やかさと緻密さを持ち合わせた味わいは、和食とも相性抜群! フレッシュでクリスピーな味わいです。

産 地:コート・デ・ブラン
品 種:シャルドネ100%
参考小売価格:4,900円

マム コルドンルージュ ブリュット
G.H.Mumm Cordon Rouge Brut

1904年、フランスの探検家シャルコーが南極到達の祝杯に、この赤いリボンをまとったコルドンルージュを開けたことで世界的に知られ、それ以来F1の表彰式など数々の祝福の場で「勝利のシャンパーニュ」として愛されています。

一昨年の秋にリニューアルして、格段に美味しくなったと評判! 完熟した桃やアプリコットにレモンピール、バニラやハチミツの豊かな香り。ドサージュは8ℊ/lと軽め、メゾンのセラーで20カ月熟成。E-TOMOにも大人気の1本です♪

新しいボトルデザインは、数々の一流企業とのコラボレーションを手がけてきた世界的なデザイナー、ロス・ラブグローブ。フランス最高勲章レジオンドヌール勲章の受賞者に授与されるマムのシンボル、赤いリボンがボトルに彫り込まれ、プレゼントにもオススメ☆

産 地:モンターニュ・ド・ランス
品 種:ピノ・ノワール45%、シャルドネ30%、ムニエ25%
参考小売価格:4,217円

テタンジェ ブリュット レゼルヴ
TAITTINGER Brut Reserve

シャンパーニュ地方屈指の自社畑所有率を誇るテタンジェ家。その中でも最高レベルに属する37のクリュ(畑)から厳選したブドウを使用、3年の瓶内熟成を経てリリースされているのがこちら。

テタンジェスタイルを象徴する上質なシャルドネを40%までブレンド、リンゴやグレープフルーツのアロマに、ハチミツ、ナッツやブリオッシュの香ばしいニュアンス。バランスがよく、いい意味でニュートラル。万人に愛される味わいです。サーモンや、シーフード料理とぜひ♪

産 地:モンターニュ・ド・ランス
品 種:シャルドネ40%、ピノ・ノワール/ムニエ60%
参考小売価格:4,000円

ローラン・ペリエ ラ・キュヴェ
Laurent Perrier La Cuvée

英国王室御用達シャンパーニュ。
100以上のクリュから厳選されたブドウを使用し、醸造に用いるのは、”ラ・キュヴェ”と呼ばれるこの名の通り、一番搾り果汁のみ。シャルドネを主体とした洋梨や白い花の爽やかな香りから、時間とともに白桃や熟した柑橘のアロマへ。味わいは溌剌した酸に、瓶内熟成4年による香ばしい香りとクリーミーでなめらかな口当たり。上品でエレガントなオススメの1本です♪

産 地:ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
品 種:シャルドネ主体(50-55%)、ピノ・ノワール、ムニエ
参考小売価格:4,000円

ポル・ロジェ ブリュット レゼルヴ
Pol Roger Brut Reserve

こちらも英国王室御用達シャンパーニュ。かつての首相チャーチルが愛したシャンパーニュとして知られています。
3品種が均等にブレンドされながらも、今回の6本の中で一番コクがあり、ふくよか。洋梨やブリオッシュの香りに、アプリコットジャム、ハチミツ、オレンジピール、カルダモンやアニスなどスパイスのニュアンスも。エレガントで優美、心地よい余韻が長く続きます。
食前酒としてはもちろん、天ぷらのような揚げ物からお肉までしっかり合わせられる万能選手。一晩置いても美味しくいただけます♪

産 地:エぺルネ
品 種:ムニエ33%、シャルドネ33%、ピノ・ノワール33%
参考小売価格:4,500円

Tomoe:
E-TOMO人気ランキングは、1位 ローラン・ペリエ2位 マム3位 ポル・ロジェとなりました! 寒いので、爽やかでフレッシュなものよりも、香ばしくてふくよかなものに人気が集まったのかもしれません。シャンパンストッパーでしっかり栓をすれば、翌日も大丈夫! 味わいの変化を楽しむのもオススメです♡

haruna:
どれも世界的に有名なメゾンのシャンパーニュだけあり、美味しくて甲乙つけ難いですが、じっくり飲み比べてみると、自分の好みが分かっておもしろい! シャルドネはフレッシュで酸が高め、ピノ・ノワールはコクがあってふくよかなので、選ぶ時にはぜひ品種も参考にしてみてください♪


いかがでしたか?

高価なだけに、特別感が一層アップするシャンパーニュ。
E-TOMO7はもちろん、女性はシャンパーニュが大好き! 乾杯だけでなく、シャンパーニュに限定したフリーフローも人気ですので、ぜひご参考になさってください♪

それでは、次回は1月29日(水)配信予定です。お楽しみに~!

お酒のナビゲーター「E-TOMO 7」自己紹介

Tomoe
ワイン全般好きですが、シャンパーニュは浸かりたいくらい大好き!最近はロシアなどマニアックな国のワインと品種に興味津々。聞いたことのない土着品種と出会うと、飲みたくて目がキラキラします☆

haruna
インスタで日々美味しいランチを探してます!入社当時はワイン派でしたが、最近はもっぱら純米酒が好きになってしまいました♪

ルミ
すっきりとしたビールが大好きです!
特に趣味のテニスの後に飲む一口目は、まさに至福のひとときと言えます!

ミズナ
乾杯ビールが大好きですが、最近は華やかなエールやフルーティーなビールにハマっています。バスケが大好きすぎて毎週末体育館で汗を流しています!バスケ後のビールの幸せなこと幸せなこと!飲みすぎないように気をつけます!(笑)

ユメコ
榎本のフードファイターと呼ばれるくらい食べることが大好きです!お肉料理が好きなので、さっぱりしたハイボールが大好きです!!一年中飲んでます!